名前のあるカンケイと名前のないキョリ

降りしきる雨の中、ずぶ濡れの悠月を連れて自宅に戻ってきた朔。「七瀬悠月はその程度の女なのか」どうしようもないほどに弱り切り、らしくもない行動に出る悠月を見かねて、朔は問いただすように強く迫る。はっぱをかけられてなんとか持ち直した悠月は、今もなお暗い影を落とす、柳下との過去についてぽつりぽつりと話し始めた。悠月の過去を知り、朔もまた、普段は語らないような身の上を明かし、二人きりの夜は更けていく――。
絵コンテ
及川啓
演出
ふじいたかふみ